Vagrant BoxesからOSをダウンロードして使ってみます

Vagrantなどの仮想環境作成ツールが登場したおかげで自分のPC内で簡単に別のOSが使えるようになりました。
その為の手順をメモしておきます。
事前準備
予め次の内容を完了させましょう。
- Windowsの仮想化支援機能(VT-x)を有効にすること
- Vagrantがインストールされていること
- VirtualBoxがインストールされていること
Vagrantのインストール確認は、コマンドプロンプトを起動して次のコマンドを入力しましょう。
vagrant -v
Vagrantのバージョンが表示されればOKです。
Vagrantの準備
(1)フォルダ作成してコマンドプロンプトを起動
フォルダを作成したらコマンドプロンプトを起動してその場所に移動してください。
cd 移動先
cdコマンドにより任意の場所に移動できます。
例)cd cd C:\Users\ユーザ名\Documents\Vagrant Boxes\vagrant_ubuntu
(2)Vagrant Boxesを選択してダウンロード
Vagrant Boxとは
世の中の仮想マシンではイメージファイルと言われていますが、Vagrantの場合はVagrant Boxという名前になっております。仮想マシンのテンプレートファイルです。
OSの選択
Vagrant Cluodを開いて、希望するOSを探します。
Vagrant Cloudは次のような画面になっているので、OSを探してみましょう。

① 検索窓からOSを探す(ここでは「ubuntu bento」で検索)
②「virtualbox」を選択
③ OSを選択、次の画面に遷移
Vagrantfile作成(OSのダウンロード準備)
次にVagrantfileの作成を行います。

「New」をクリックするとVagrantfileの作成方法が表示されます。
開いておいたコマンドプロンプトに示された通りの内容を入力します。
vagrant init bento/ubuntu-16.04
これでVagrantfileは作成されます。次のように表示されればOKです。
A `Vagrantfile` has been placed in this directory. You are now
ready to `vagrant up` your first virtual environment! Please read
the comments in the Vagrantfile as well as documentation on
`vagrantup.com` for more information on using Vagrant.
VagrantfileでプライベートIPアドレスの設定
ここで作成されたVagrantfileを開くとIPアドレスの項目がコメントアウトされています。
# config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.10"
プライベートIPアドレスを設定するために’#’を消してIPアドレスを設定しましょう。IPアドレスはこのままでも変更しても大丈夫です。
OSのダウンロード開始
コマンドプロンプトで次のコマンドを入力してOSのダウンロードを開始します。
vagrant up
少し時間がかかります。気長に待ちましょう。
Vagrantの起動
それでは最後に、確認も含めてVagrantを起動してみます。
コマンドプロンプトから次のコマンドを入力してください。
vagrant ssh
OSに接続できれば無事完了です。